
江戸時代の生理の処理方法!
江戸時代にはボロ布や浅草紙をふんどしのようなもので
包んで押さえることがあったようです。
浅草紙というのは使用済みの和紙、
例えば筆で文字を書いた後の紙を水に濡らし、叩いて砕き、
すいて平らに薄くのばしたものです。
現代風に言えば、再生紙です。
とてもやすいために庶民の間ではよく使われていました。
トイレットペーパーとして使われるほか、
生理の際にも丸めてナプキン代わりにされています。
都市部では浅草紙などを使うことが出来ましたが、
農村部にはそんなものはありません。
紙そのものが貴重品ですので、
トイレや生理などに使うわけにはいきません。
代わりに田舎には天然の素材がたくさんありました。
綿やススキの穂など柔らかいものをナプキン代わりに当てたり、
タンポンのように膣に挿入したりもしていたそうです。
田舎のことゆえ、
垂れ流しにしているケースも少なくなかったようです。
江戸時代には血は不浄なものとされていましたので
農村部では生理期間中は家族とは接しないように
離れなどの別の部屋で生活することもありました。
誰とも接しないため、
生理の血を気にすることもなかったのかもしれません。