新古車(未使用車)が出回る裏事情…
新車と何が違うのか…
新古車とは!
新古車とはナンバー登録をしただけで手放された未使用の車のことで
現在では「未使用車」と表記することになっています。
走行距離も短く、誰も乗っていないため、新品同様で非常にきれいな車です。
ナンバー登録しただけで手放したのは個人的な理由がある人もいますが、
だいたいが自動車メーカーと販売店の事情により、
新車が次々と新古車として中古車市場に流れているのが現状です。
新古車(未使用車)が出回る裏事情!
ディーラーでは販売台数を上げる厳しいノルマが存在します。
その台数を達成するともらえるのが台数達成奨励金です。
例えばメーカーが月間ノルマ100台のディーラーA社に対して
目標達成したら1台あたり1万円支給すると伝えたとします。
A社はノルマの100台を達成すれば100万円が手に入ります。
しかし、ぎりぎり99台しか売れなかったら一銭も支給されません。
その上、目標未達成で地域の販売責任者会議の席上で
肩身の狭い思いをすることでしょう。
もしあなたがA社の販売責任者で月末までの台数見込みが
多く見積もっても95台しか見込めなかったらどうするでしょうか。
95台なら奨励金0円、100台達成なら奨励金100万円が手に入ります。
そこで買い手のつかない5台を関係者の名義なのを使って登録するとします。
そうすると本来もらえないはずの100万円が手に入り、
販売目標を達成することでその販売店の評価が上がったりすることにもなるのです。
しかし、一旦オーナー登録してしまうので
新車としては販売できなくなってしまいます。
この結果、新古車として販売せざるを得なくなってしまうのです。