ダウン症を抱えている娘を持つ母親がカフェにいると見知らぬ人から声をかけられた。
母は、見知らぬ人からかけられた言葉に涙が止まらなかった…。
見知らぬ人との出会い
出典:tabippo.net
ダウン症とは通常23組46本ある染色体のうち、
21番目の染色体が1本増えて3本になったことから起こる遺伝子疾患の事です。
人間の遺伝子疾患では最も多いそうです…。
年間1,000人に1人の割合で誕生しているようです。
症状としては、ダウン症児の特徴的な顔つき、身体的な発達の遅れ、軽度の知的障碍などがあります。
カナダに住んでいる「パム」さんの娘「ソフィア」ちゃんもダウン症児です。
生後18ヶ月のソフィアちゃんを連れてカフェでのんびりしていました。
近くに座っていた2人の女性がソフィアちゃんのことをジロジロとみてきました。
パムさんがその事に気付いていても、2人はさらに首を伸ばしてソフィアちゃんを見ようとしていました。
興味本位の目にさらされることに慣れていましたが、いい気分はしません。
そんな時、パムさんは素敵な出会いを経験する事になります。
今度はカップルがパムさんに近づいてきたのです。
カップルの男性は、ソフィアちゃんに挨拶をして、ハイタッチと握手をしてきました。
ソフィアちゃんも笑って手を振ったそうです。
それから、男性は目に涙を浮かべながらパムさんに話しかけてきました。
見知らぬ男性からの言葉
男性は目に涙を浮かべながらパムさんに話しかけてきました。
「あなたにぜひ聞いてもらいたい話があるのです。 だけど、多分、私は感極まって途中で話せなくなりそうなのですが・・・」
男性は、前日テレビのニュースで重度の障害を持つ赤ちゃんを産んだ、
母親のインタビューを見ていたようです。
医師から母親は人工中絶を勧められたのに、出産を決めたそうです。
男性は次のように語って去って行っきました。
「生まれてきた人が世界にどんな影響を与えるかは誰もわからない。 彼らに何ができるのか・・・。 それは生まれてきて、チャンスを与えて上げない限り、 誰もわからないんです。あなたは美しい人だ。 あなたの娘さんも美しい。素晴らしいことです!」
パムさんは、次のようにFacebookで綴っていたそうです。
「この男性は、初めて私がソフィアを産んだことを祝福してくれた見知らぬ人でした。 彼は初めてソフィアの価値と大切さと美しさを認めてくれた、見知らぬ人だったのです。」
障碍を持つ人に出会うと、口では「可哀想だ」と言いながら興味本意の目で見てしまう事があるようにも思います。
目を背けてしまう時もあるかもしれませんね…。
パムさんのFacebook投稿は、多くの人たちにシェアされ9万いいね!
されています。