ある日突然自分の姪っ子がやってきて、「大学に行きたいの助けて」と訴えてきたらどうしますか?
姪っ子の家庭環境
私の夫にはシングルマザーの義姉がいるが、中卒なのでパートしか仕事がないらしいです。
義姉本人の話ですけどね。
彼女はパートを掛け持ちして三人の子供を育てています。
本当に大変だと思う。
長女である姪っ子は下二人の面倒を見るため10歳の頃から母親代わりに家事をこなしていた。
姪っ子の父親である義姉の元夫はどうしようもない男らしい。
三人子供作っておいて浮気したあげくに、養育費払わずに逃亡したという最低男。
義姉は言っても無駄と諦めているらしく、深く追求しないのが全く理解できません。
ということで生活はカツカツというわけです。
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いっぽう我が家は私と夫と娘二人の4人暮らし、年収も暮らしぶりもごくごく普通の家庭です。
例えば、教育費に関して言ったら小・中は公立だけど、
高校からは私立も視野に入れられるものの一般的な中流階級の家庭です。
義実家の方は舅が心臓の病気をしてしまい、我が家にも、義姉家にも援助などはできない感じなんです。
17才の姪っ子が突然の訪問
おととしの連休中姪っ子が突然我が家にやってきました。
17才の姪っ子が夜に一人で来たことにまず驚きました。
うちは関東だけど義姉家は関西地方にあるので、彼女に尋ねました。
「どうやってここまで来たのか?」
と聞いたら
「たまたま連休を利用して関東に遊びに行く友達の車に乗せてもらった。」
との返事が返ってきた。
「帰りもその子の車で帰ると約束をしているから大丈夫。心配しなくていいから。」
と言ったそのあと覚悟を決めた様子で突然土下座したのです。
いったい何を言いたくて土下座をしたのでしょう。
私を大学に進学させてください
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「おじさんおばさん、私を大学に進学させてください。 少しでいいので援助してください。」
姪っ子はそう言ったのです。
あまりのことに私たち家族はびっくりしました。
義姉は姪っ子を高校に入れるのがやっとの収入しかありません。
高校も奨学金で通ったのです。
姪っ子が大学にいくなんて全く義姉には考えられないはずです。
入試の費用は姪自身が家のことをやりながらアルバイトで貯めたそうです。
現状で足りないのは参考書代や入試に行くまでの交通費など、
入学してから新たに受ける奨学金が入るまでお金だそうです。
「奨学金を受け取るまでのつなぎのお金を何とか出してもらえませんか。」
姪っ子はそのお金を出してほしいと我が家に来たのです。
「一体いくらぐらいなの?」
私が聞くと
「20万円ほど必要なんです。」
姪っ子自身の計算でそれくらいかかると言うことですが、
たった20万円と言っても普通の暮らしをしている我が家にとっては大金です。
わたしは
「そもそもお母さんはは○○ちゃんが大学行きたいことを知っているの?」
と聞きました。
「お母さんは大学に行かずに働いて家計を支えてって言ってます」
そう返事が返ってきました。
経済的理由で進学をあきらめるの。。。
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彼女は切羽詰まっての行動だったとは思うけど、
実の母親である義姉本人と意見が違っているならなおさら貸せません。
「お母さんがそう言ってるなら、うちではお金を貸せないよ。」
そう姪っ子に言ったら、
わあわあ声を上げて泣き始めて本当に困ってしまった。
「おばさんちの子は何もしてないのに大学まで行けてずるいー」
泣きながらそんなことまで言っていた。
そんなこんなで義姉に電話して事情を話したら
「ごめんね。本当は高校にも入れたくなかったの。 勉強よりも男に捨てられないことが大事だからそっちを身につけさせたくて 昨日もその話をしたら家出しちゃったんだー」
という答えが返ってきた。
全く話にならない。
こりゃ家出したくなるわ…
姪っ子がかわいそうとは思ったけど、無い袖は振れないし冷たいようだけど、私は保護者じゃないしね。
結局姑に電話して姑のお姉さん(関東住まい)が引き取りに来た。
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結局姪っ子は高卒で働いています。
その後、姑が学費の補助を申し出たらしいが義姉は
「大学なんて行く必要なし」
と断ったらしい。
姪っ子はなすすべもなく、結局働くことを選んだ。 姪の下には1歳差と2歳差の兄弟がいます。
真ん中のは高校中退をしたようだし、一番下は中学を卒業してすぐ働きに出ているようだ。
姑は正社員にはなれなくて心配しているって聞きました。
義姉のような考え方では子供の将来が想像できてしまうけどね。
ネットの声
・「母親の言い成りもつらいなあ。」
・「せっかくの子供の意思を組んでもくれない母親に腹が立つわ。」
・「突然こういうのが来たら、冷たいけど断るな。」
・「日本の教育はどうなっとる。」
・「姪っ子さんは、お母さんの言葉にさからえなかったんですね。」
・「姪っ子さんは絶対に成人したら独立して母親から羽ばたいてほしいです。」
などの声が寄せられました。
母の希望で働く優しい姪っ子さん、それこそいつかは大学で学んでもらいたいものですね。
姪っ子さんのような学びたいという希望が叶わない人がたくさんいるのが現状です。
もっと教育の制度を充実させて、
学ぶ意欲のある人に経済的な理由で断念しない社会になってほしいものです。