「あめを4人に3個ずつ配ります。
あめは全部で何個いりますか?」 この問題の答えは「4×3=12」…これは正解ではない??
小学生のテスト問題
「あめを4人に3こずつくばります。 あめはぜんぶで何こいりますか。」
さて、あなたはこの問題にどう答えますか?
その答案では「4×3=12」で「12個」と回答していました。
そうですよね。
ですが…
採点は△。
えっ!なんでこれ正解じゃないの?
中学の理科教師をしており、高校の教員免許も所持している友人に聞いてみても
「これが正解ではない理由」
について、説明できなかったといいます。
そこで、連絡帳で先生に減点の理由を聞いたところ…。
連絡帳で先生に聞いてみることに!
▼こちらが実際の連絡帳
ー以下引用 「一つ分の数(かけられる数)を前に書き、いくつ分(かける数)を後ろに書くというやくそくで学習しています。 問題では3こが一つ分の数になり、4人がいくつ分の数になるので、式としては3×4になります。よろしくお願いします。」
大人のみなさん、理解できましたか!?
どういうこと?
と、思われる方が多い事と思います。
簡単に解説すると
3個を4回配るため「3×4」の式が、かけ算のルール的に正しいという内容かと思われます。
問題の文章を数式で表すと
「3+3+3+3」であり、「4+4+4」
ではないということ。
しかし…
4人を1箇所に集めて「分けろ」と4個ずつ3回置いたら「4+4+4」になるのでは…??
うぉぉぉ出題者は、一体どう配ったのでしょう??
なぜ?
3個一気に渡していると断言できるのでしょうか??
思わず混乱してしまう!
方程式を使うようになると、数字が右に行ったり、左に行ったりかなり自由になるため、
数学の考え方に慣れ親しんでいる人ほど難問となる「3×4」と「4×3」の違い。
こうやって解説されても、イマイチ納得できない方は、少なくないはず…
近くに小学生のお子さんがいらっしゃったら、現在の算数を一度見てみるのも良いと思います。